行政書士と離婚カウンセラーは違うと思います。

もちろん、行政書士でも経験がある方はアドバイスは出来ます。ただ、行政書士の業務はあくまで依頼人が自ら決断した業務を行うことで、行政書士の業務としては離婚協議書の作成が主となります。

そして、カウンセラーは大学などで心理的な専門分野を勉強して、悩みを抱えているの方の心のケアをすることがお仕事です。この仕事も大変な労力が必要になります。心療内科医にちょっとした知り合いがいるのですが、行政書士とは専門分野を学んでいる時間が違い過ぎるのでとても偉そうなことは言えません。

私は行政書士とカウンセラーは全く別物と考えています。私は行政書士の立場として離婚の善し悪しは言いません。たった一言で依頼人やそのご家族の人生が大きく変わってしまう可能性があるからです。依頼人からみれば言葉一つ一つが重みのある言葉になってしまうので言葉を選びながら話をしています。とは言っても友人などに相談されると自分の考えを言ってしまうことがありましたが、今ではそれも後悔しています。やはり行政書士は依頼人が思ったことを忠実に業務に反映することが仕事です。でも、どうしても行政書士としてカウンセリングを行いたいなら、大学等で専門分野をきちんと学んだ上で、カウンセリングするべきだと思います。

最近、他でご相談を受けた方が違う事務所でも話を聞きたいと当事務所に訪れたり、友人や知人で離婚する方が多いので自分の考えを書かさせていただきました。あくまで私個人の考え方です。

専門家によって考え方は色々あってどれが正解かはわかりませんが、依頼人の方が自分に合った事務所を探すことが出来るなら何人もの専門家とお話しした方が良い方向になるのではないでしょうか。

松浦行政書士事務所