○検察審査会

検察審査会とは選挙権を有する国民から11人を選び、検察官の判断を審査する機関です。検察官が被疑者を不起訴処分にした場合にその判断が間違っていないか審査します。

犯罪の被害者や犯罪を告訴・告発した人が検察官の不起訴処分を不服として検察審査会に申立てがあったときに審査を始めます。

検察審査会は11人全員出席の上、会議を開き、場合によっては証人を呼び慎重に審査します。

検察審査会で協議した結果、起訴相当という議決があったときは、この議決を参考にして検察官が再検討します。

再検討の結果、起訴になった被疑者もたくさんいます。中には懲役10年の重い刑に処せられた例もあります。不起訴に納得いかなかった場合は、検察審査会の利用を考えましょう。