会社設立〜経営者の生命保険編です。
個人事業主が生命保険に入ると、生命保険控除という優遇制度が受けられます。一般生命保険で5万円、年金保険で5万円の計10万円です。10万円といっても全額ではなく、3分の1程度が所得控除になります。
それでは、会社の場合はどうでしょうか。個人事業主よりはるかに良いしくみになっています。ただし、条件はあります。まず会社が保険の契約者になり、被保険者が経営者、受取人が会社というように、あくまで会社で保険料を支払います。当然、保険金は会社に入り、遺族には入ってきませんが、控除額が全額、2分の1と個人事業主の所得控除よりはるかにいいです。ただ、注意しなくてはならいのがその保険金は会社の収益になるということです。
もちろん、税金の対象になります。そういうことを含めて会社は経営者の遺族に退職金として支払うことが多いです。保険は満期付きの定期保険、養老保険でも対象になります。ですから亡くなったときだけではなく、満期でお金を受け取ることができる保険でもOKです。これは何かと活用できそうですよね。死亡保険金という意味ではなく退職金を保険で積立てるという考えも思いつきますよね。
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